

天台宗
公田山 乘明院 魚遊寺
季明院の名で親しまれている当寺は公田山乘明院魚遊寺
(くでんさん じょうみょういんぎょゅうじ)といいます。
平安初期の承和年間(八三四~八四七)、 仏教を広めるためこの地に来られた慈覚大師が、 自ら彫刻した釈迦如来を安置するためお堂を建てたのが、この寺のはじまりと伝えられています。 その後、建長二年(一二五〇)、この地方の郡司がお堂のわきに池をつくり釣りをして楽しもうとしたところ、池の水は火気を帯びたちまち 熱湯になってしまいました。 驚いた郡司は、了賀阿闍梨(この寺の初代住職) を招いて自分が魚を釣ろうとした殺生の罪をわびお経をあげてもらいました。その祈りが通じたのか、煮えたぎっていた池のお湯は静まり、 元の水となった池の中では魚が何ごともなかったかのように泳いでいるのでした。 郡司はその姿を見て大変喜び、この寺を再建し、寺の名を「公田山乗明院魚遊寺」と称したということです。

慈覚大師円仁さま略伝
慈覚大師 円仁と乘明院魚遊寺
乘明院魚遊寺は、平安時代の高僧・慈覚大師 円仁によって開かれたと伝えられています。
明確な史料は残されていませんが、寺の縁起として長く言い伝えられており、地域とともに歩んできた歴史の一端を今に伝えています。
慈覚大師は、天台宗を深め広めた存在であり、東国各地に数多くの寺院を開いたことでも知られています。
その教えと祈りの流れが、當山にも今なお受け継がれております。

天台宗
総本山:比叡山 延曆寺
高祖:天台大師 智顗
宗祖:伝教大師 最澄
立教開宗:桓武天皇延暦三五年 (平安時代の初期)
本尊:法華経に説かれている久遠実成の釈迦如来とすべての諸佛・諸菩薩等は同類一休てある。
よってそれ、ぞれの縁に随て奉安敬信する。
教義:法華経に述べられている一乘真実の教説・根本として密教・禅法念佛等をその実践門とする。
経典:法華経に示されている諸法実相の立場を基本として、ひろく大乗経典を讃仰・読誦する。
当山本尊釈迦牟尼如来
祖山 (母山):浄土宗の法然上人、浄土真宗の親鸞上人、 曹洞宗(禅宗)の道元禅師、 日蓮宗の日蓮上人、時宗の一遍上人、 融通念佛宗の良忍上人などかっての日本佛教界の名僧達はいずれも幼少のときから比叡山で修行し、山をおりてから、それぞれ一宗一派をなした。そのために今でも比叡山のことを祖山又は母山と呼んている
魚遊寺本堂内のご本尊・御像









